まだまだ上海出張中のダーシーです。
今回の出張、年に二回の大会議への参加のためで、そんなこんなで、毎度、豪勢な夕食が用意されます。
この季節の旬な食べ物と言えば秋の味覚、大閘蟹(上海蟹)。
無論、陽澄湖産(だと思われます)。
(甲羅に刻印ありましたが、真実は如何に!)

ご存知の通り、この時期から約二ヶ月間が美味しい季節で、例年、この会議の時に年初の大閘蟹(上海蟹)となるのですが、今年は既に9月中旬から食べ始め、今回が三回目です。
個人的には卵を抱える雌にしか目の無かったワタクシですが、今回改めて雄の美味しさに目覚めました。
言われて初めて気付いたのですが、ミソが雌と比べて濃く、コッテリとした濃厚さを楽しむのが雄の醍醐味と言われ、確かにその通りだなと・・・。
アツアツの蟹を鎮江産の黒醋でいただく訳ですが、雄・雌いずれも、いつ食べても絶品です。
この時期しか食べられないと云われていることが、更に美味しさを感じさせてくれます。
さてこの大閘蟹(上海蟹)、陽澄湖産が一番美味しいと言われていますが、産地も然ることながら、その調理方法によって旨くも不味くもなってしまうから、食べるお店には要注意です。
ランキングは
こちら蒸し・茹でと、調理方法は二通りあるようですが、衛生面からも茹での方が多いようです。
一番イタイのが、茹ですぎ。
茹ですぎて味も食感もヘッタクレも無い場合があります。
次に蒸しの場合、どうも蒸し上げる際に、蒸篭に何を入れるかで大きく違ってくるようで、稀に変な匂いが染み付いていることがあり、これまた味が台無しになります。
(シソの葉の上に蟹を乗せて蒸すのが一般的なのでしょうか。)
ワタクシ、小さい頃に香港に住んでいたこともあり、物心付く前から食べておりますが、香り、味がかなり淡白になってきているような気がしてなりません。
当然、小さい頃は値段など分からず、一度に3、4杯食べるのが常で、お茶やレモンでいくら手を洗おうとも、その特有のニオイがいつまでも取れなかった記憶がありますが、悲しいかな、今では一度に2杯食べることなど無く、ニオイもあっさりと取れてしまいます。
まぁ、
「食べたり無い!」と思うくらいで止めておくからこそ、
「また食べたい!」と思えるのかもしれませんが・・・。
今年は何回食べる機会に恵まれるのか。
大閘蟹(上海蟹)の季節、もう少し楽しめそうです。

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上海のツボ [2007秋冬号]・
時空旅行ガイド 大上海―Great Shanghai 1842‐1949・
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ワタシは未だにメス派です。
昔はダースで買って、卵だけ食べて、「あとはいらない」と
父親に処分を依頼していました。
たまに、日本での贅沢として、福臨門で上海がにを食べます。
あー。至福。
#一杯7000円